日産のお話。特別背任容疑ってなんだ？
さて、ウィルス性胃腸炎で、体調不良が2週間ほど続いている間に、日産の話もなかなか混迷を極めていますね。
一度、保釈か？となってから特別背任容疑で再逮捕。
特別背任行為ってなんだろ？と思って調べました。
会社法は、発起人、取締役、会計参与、監査役、執行役、支配人、事業に関するある種類または特定の事項の委任を受けた使用人、検査役、清算人などが、自己もしくは第三者の利益をはかり、または株式会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、株式会社に財産上の損害を加えたとき。
なんだか小難しいですね。横領罪とはまた違うようで･･･。「株式会社」というところがキーになるのでしょうかね。
ゴーン元会長、再逮捕 日産から16億円流出か 損害賠償請求へ :日本経済新聞
今後の捜査では、特別背任罪の構成要件である「自己または第三者の利益を図る目的」と日産の「財産上の損害」を立証できるかが焦点となる。
私は、東京地検特捜部が拘留を棄却されたから、慌てて特別背任容疑で再逮捕した感じがしました。以前の大阪地検特捜部の主任検事証拠改ざん事件(厚生省の女性局長を起訴した際の証拠改ざん)もありましたし、地検特捜部が絶対正しいとはまったく言うことは出来ないと思います。
ただ出てくる情報も少なくなってきているので、あまり状況把握ができなくなってきているのが事実です。
法律の専門家でもないので、確定的なことは言えません。私が言えるのは、罪を犯しているならそれを認めて謝罪して欲しい、ということと、罪を犯していないならば堂々としていれば良いということです。
株主としては、どんどん下がる株価を見ながら、「ふざけんなよー」という気持ちでいっぱいですが。
こんなことを書いている間に、グレッグ・ケリーが釈放されましたね。37日間の拘留。ここら辺が日本人と違うと感じたのが、1)報道陣にお辞儀しない 2)声明で「ご迷惑をおかけした」などの文がない、ということです。個人的にはどちらも必要ないと思っています。日本だと「容疑者=犯人」という感覚があるから、そういうことを求めるのかな、とも思いますが、まぁアメリカなんか「謝ったら負け」みたいなところがありますからね。
会社からは接触禁止令が全従業員に出されたようです。グレッグ・ケリーも日産関係者との接触、渡航の制限、住居の制限などが保釈条件としてあるようなので、しばらく日本滞在になるのでしょう。
2019年1月1日にカルロス・ゴーンの保釈なるか、大注目です。
早く株価もどれ～～～(念)
